アマン京都

京都の全ての魅力はここにある

2019年11月、京都「高ヶ峰」に約2万4千平方メートルの広大な敷地を有するアマン京都がオープンした。 アマン京都は建築家ケリー·ヒル(Kerry Hill)が20年間構想したアマンらしい空間と、日本の伝統が美しく融合している。 自然の中に溶け込む森閑とした雰囲気を持つアマン京都は、それ自体が庭園であり森であり、山であり、自然として存在する。 湧水と滝、山から流れる水によって削られた渓谷、沢山の岩が積もってできた遺跡のような壁と塀、数体の地蔵と石像が並べられた道、そしてステイの一番奥にある苔で覆われた大渓壇など、アマン京都では自然を歩きながら音と香り、景色を五感で満喫できる。 アマン京都に滞在すると、この場所の5つの要素である「石、水、光、森、苔」に向き合って五感を育む体験をする事ができる。

アマン京都の客室とパビリオンは川辺と山裾の二方向に計26室が用意されている。 川辺には2階建ての客室棟があり、1階に楢（なら）、2階に楓（かえで）、アライバルパビリオンの隣には芒（すすき）、一番奥に蛍（ほたる）という客室で構成されている。 自然景観を最大限生かしながら、旅館ならではの伝統色を残し、モダンな美しさを添えてデザインした。 木の温もりを感じることができるミニマルインテリアは、美しい自然光をたくさん取り入れ、より静かで居心地の良い空間を作る。 壁面の窓越しに広がる森と庭園の景観を鑑賞し、また全客室に設けられたヒノキの浴槽に浸かると、ゆったりと流れる時間の中で非日常的な感覚を感じることができるだろう。