Seochon YoungrakJae日常に余白をつくる家
89 Nuha-dong Jongno-gu, Seoul, republic of Korea

¥26,588 ~ ¥53,177

2 to 6 定員 / 1 客室
チェックイン 16:00 / チェックアウト 11:00
  • 調理
消えることのない趣に満ちた場所
仁王山の麓のソチョンに位置するSeochon YoungrakJaeは、安らかに音楽を詠み、永遠の楽しみがある家という意味を持つ韓屋だ。宮殿大工たちの伝統韓屋の比例美を重んじる製作方式で建てられたこの韓屋は、朝鮮時代の質素な士大夫の家をモチーフとしている。余白の美を表現する庭と美しい軒先、高く作られた縁側などを通して忙しい日常から離れ、過去の住人となって思索しながら休息する場所として存在する。

韓屋の特性を満喫できるよう現代的な要素は最大限排除されている。伝統韓紙が建具と床、そして壁面と天井を包み込んでおり、照明は古材で作られた座灯と間接照明のみとなっている。さらに青銅器時代の銅鏡、高麗時代の青磁器、朝鮮時代の折畳みなどの珍しい古美術品が備えられている。一方、地下空間にはキッチンやトイレ、シャワー室など現代的なサニタリーが存在している。天窓が日の光と風を呼び込むことに加え、1950年代の伝説的なガジェットとして知られているAR2 Speakerと最新音響機器も設置されており、ハイアンドオーディオを堪能する事ができる。地下空間は地上階とは異なり、有名な近代作家たちの絵画が展示されている。韓屋の地上階と現代的なスタジオタイプの地下階の構造は、まるで伝統と現代を行き来するような独特な感覚を与えてくれる。

Seochon YoungrakJaeの最大の魅力は、なんといっても「ヌマル(高く作られた縁側)」だ。ヌマルは家の中の東屋として存在しており、段を上げて部屋に高さを作り天井を開放しておしゃれに飾った空間の事を指す。高く作られた床は常に風通しがよく、四方の紙製のドアを開放すればソチョンの空と塀、庭、美しい樹木が穏やかに広がる。滞在中には宿泊施設だけでなく、路地裏に隠された小さな店や都心の中に位置する仁王山、スソン洞渓谷などの美しい自然と併せて、ソチョンの夜景も楽しんでみてはいかがだろうか。

Edited by STAYFOLIO
Designed by Yeagreen Architects
Photo by Kihun Park(@arc_factory)
Seochon YoungrakJae