四季花木私だけの京都の別荘
京都府京都市東山区三条通白川橋西入今小路町85-1

¥227,273 ~ ¥909,091

1 to 4 定員 / 5 客室
チェックイン 15:00 / チェックアウト 12:00
    四季折々の自然風景を楽しむ
    2019年の秋、古くから広大な邸宅や風雅な別荘がある閑静な地として知られる京都の東山エリアに、スモールラグジュアリーホテル「東山 四季花木」はオープンした。オーナーは京都を愛する建築家とインテリアデザイナーの夫婦だ。もともとホテルや住宅の設計を手がけていた彼らは、「自身が泊まりたい宿」を追求し、「私だけの京都の別荘」をコンセプトに、たとえ一泊であっても日常を忘れ、ゲストが優美な京都時間を過ごすことができるよう時間をかけて設えやホスピタリティの方向性を試行錯誤した。完成したホテルは全8室で、京都の伝統や文化を感じながら住まうようにくつろげるように、との想いが込められている。それぞれに趣が異なり、それでいてひとつのホテルとしての美意識が貫かれている。そしてホテルのそばには白川が流れ、周辺を散歩するだけで春の桜や夏の蛍、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の京都の自然風景を泊まるだけで身近に愉しめるのが四季花木の大きな魅力だ。

    5階建てからなる建物のファザードは、日本の伝統美を守りながらも余計なものをそぎ落とした簡素美の本質を感じ、門口の坪庭が奥深さや豊かさによって町中とは思えない雅な風景を創出している。そして内部はモダンな中に和の趣を融合した優美で心落ち着く空間が用意されている。エントランスに足を踏み入れた瞬間に目を引く唐紙のタイルだ。ダイナミックで美しい伝統文様が「四季花木」に刻まれる上質な時間を予感させてくれる。土壁や網代天井を施した畳敷きの「茶論(サロン)」がエントランス兼レセプションスペースとなっており、日本最古の茶園を今に伝える「丸利 吉田銘茶園」の茶と季節の和菓子を楽しみながら、ゆったりチェックインすることができる。京都の茶室にちなんだ名前がつけられ客室が8室あり、8室全てがそれぞれ違う趣と感性を感じることができる。静寂のなかで特別な時間を楽しめるようにテレビは設置しておらず、日本庭園や盆栽、イギリスのアンティーク、清朝の家具、日本の骨董など、地域や時代を超えて絶妙な調和を見せてくれる様々な空間で、喧騒とは無縁の空間で至極の時間を過ごしてみてほしい。

    日本のサービスの代名詞のように伝わっている「おもてなし」の精神は、「茶の湯」から始まったと言われている。すべてのお客様や接客を「一期一会」ととらえ、心のこもった待遇と最高の空間を提供する。四季花木は、そんな人の心を動かし、琴線に触れる「おもてなし」の原型を“スタッフ全員がコンシェルジュ“という気持ちを持って体現している。朝食は一流イタリア料理店で料理長を務めたシェフが作る贅沢な料理が用意されている。また、夕食を提供するレストランはないが、周辺には料亭や割烹、有名レストランが多くあり、予約を代行してくれる。夕食後には、ソムリエが常駐する1階のバー「竹葉―ささ」で好みのワインを飲みながら、静かな京都の旅の余韻に浸る時間を過ごすことができる。また、京都の美しい景観を望む開放的な露天風呂があるので、心地よい風を感じながら旅の疲れを癒したり、心地よいヒーリング音楽と共に自分自身と向き合う空間として利用するのもおすすめだ。京都には、お茶、お花、庭、工芸、アートなど、それぞれに一流と呼ばれる人がおり、豊かな食文化、禅などの思想も近くに存在している。これらをホテルにいながらにして深く知り、京都の魅力を感じることができるステイをぜひ体験してみてほしい。

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