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EMBRACE THE JOURNEY
建築、旅になる : Studio 2LOOK
4. 7. - 4. 30.
土地の物語から生まれる建築
夜空をじっと見つめていると、星が一つ、二つと見えてきます。2LOOKでは、隠れた星を発見することができます。 多彩な地域性と生態を秘めた済州は、未だ定義が成されていない宇宙のようです。今回のプロモーションを通じて、素敵な済州の空間をご覧ください。ステイを構成する丘の上を巡り、周囲を囲むみかんの木を眺めながら過去の風景を想像する。それらの体験は滞在の時間をより濃密なものにしてくれます。最大15%の割引とともに、空間が語りかける物語に五感を傾けてみてください。
[9 - 11月ご宿泊の場合15%割引] 元々果樹園だった土地の上に作られたgotgotは、自然の様子が素材としつらえによって比喩的に表現されています。ここは、それぞれの縄張りを保つ木々のように複数の家に分かれており、互いの休息を尊重しています。また、土壌に基づいて焼かれたレンガで壁と屋根を積み上げ、植物の輝く生命力を表現するためにガラスブロックで窓が構成されています。滞在しながら、gotgotの中に映された自然の要素を探してみましょう。
予約する [9 - 11月ご宿泊の場合、日 - 木曜日10%割引] 高くそびえ立つ地面から低く設計されたNUONMI。NUONMIがある地名には「横たわる山」という意味があります。地名と空間をつなげるために、低い山の形に似た切妻屋根が作られました。また、階段を上ると海が見え、様々な視線を通して新しい済州の姿に出会うことができます。
予約する [9 - 11月ご宿泊の場合、10%割引(祝日を含む)] Daily rental houseは、カフェと宿、またホストの住居が一体となったアパート型のステイです。プライベートな空間のために、ゲストの動線と視線がぶつからないように距離を置き、建築物間のつながりのために2つのメイン棟の間にコアスペースを設けました。ステイの窓は、ガラスを何枚も重ねて形成された自然な屈折により、周囲の風景が違った表情を見せてくれます。
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愛情を込めて作られたものは、紹介なくとも伝わるものだ。愛情のこもった眼差し、愛情のこもった手つき、そして愛情のこもった空間。Studio 2LOOKの設計には、地域と人に対する配慮と優しさが魅力的に表現されている。その土地から始まった物語は、どのような過程を経て美しい建築物となり、私たちに届けられるのだろうか。彼らが示す愛情の足跡を辿ってみた。
同じ目標に向かって、異なる視点で見る
Q. 「Studio 2LOOK(イルク)」という社名にはどんな意味が込められているのですか? [室長のキム氏] 「何かを作り上げ、成し遂げる」という意味の「イルク(成し遂げる)」を語根として理解される方が多いのですが、実は漢字の「異なる」という字と英語の「LOOK(見る、探す)」を組み合わせて、「異なる視点で見る」という意味が込められています。依頼してくださる方々や共に働く多くの人々と同様に、多様な視点で人生を発見するスタジオとして記憶されたいと思っています。
Q. Studio 2LOOKは設計だけでなく、施工からブランディングまで、空間全般にわたる作業を行っています。多くの作業領域の中で最も重要な要素は何ですか? [室長のキム氏] すべてのプロジェクトを遂行する際、その場所で生活する人々の物語を基に始め、連携性と拡張性を最も重視しています。空間を構築していく土地と人々の物語が、空間を体験する人々にも伝わらなければなりません。素敵なストーリーは、土地や人々、そして生活を超えて、明日へとつながる空間の連続性を与える最大の原動力だと考えています。
Q. 一つのプロジェクトを完成させるまで、Studio 2LOOKが建築主とどのようにコミュニケーションを取っているのか、その方法や過程について教えてください。 [デザイナーのユン氏] 互いに理解し合う過程とも言えますし、建築主にとっては自分自身を理解する時間にもなります。すべての建築において最も重要なのは、ユーザーの物語や個性が反映されることです。キックオフミーティングを通じて建築主から土地や空間に関する話を聞き、この過程を通じて彼ら自身も考えを整理しながら自分の生活を振り返る時間になったとおっしゃることがよくあります。私たちも、プロジェクトに込めるべき大切な物語と出会うことができます。このように始まったコミュニケーションは、施工まで絶えず続けられ、共に進められます。 [室長キム氏] 設計過程では、建築主が自分を明確な文章やイメージで理解し、発見していきます。様々なミーティングを通してお互いを理解し共感していければ、選択肢に迷う場面でも自然に決定が下されます。このように、私たちと建築主が伝えたい物語を、空間を通じてつないでいけているのではないかと思います。
日常と非日常の境界、その中の特別さ
ステイを訪れる人々は、家のような快適さと同時に、ここでしか味わえない特別さを期待することが多い。特別な空間は、ステイに限らない。今回のインタビューで紹介するステイは、すべて美しい島、済州に位置している。Studio 2LOOKが見つめる済州とステイはどのようなものでしょうか。
Q. Studio 2LOOKは、商業施設や一戸建て住宅など、さまざまな規模や用途の建築物をデザインしていますが、その中でも「ステイ」プロジェクトにはどのような特徴がありますか? [室長キム氏] ステイプロジェクトの魅力的な要素は、「日常に密接した住空間」と「簡単には出会えないものを体験できる商業空間」の特徴が共存していることです。空間を企画する際に、日常と非日常の境界を取り払う設計プロセスは、最もワクワクして楽しい部分です。もちろん、境界を行き来する基盤には、常に空間を運営する人の物語が中心となり、その人の趣味や生き方の方向性がよく伝わることを重視しています。「自分もこんな風に暮らしてみたい」と感じられるようにするのです。
Q. すべて済州に位置していますが、済州が持つ地域的な特徴はありますか? [室長キム氏] 2010年、済州市西帰浦市安徳面沙渓里で最初のプロジェクトを始めて以来、済州のさまざまな場所や地形で作業を行ってきました。そんな中、2017年にプロジェクトを撮影してくださった作家さんの展示会に向かう途中、車内でふと見た済州島の見慣れない風景が強く印象に残りました。長く滞在していたため、済州島のことはよく知っていると思っていたのですが、「まだまだ知らない風景がたくさんあるんだな」と感じました。強い地域性や多様な生態系など多くの要素を持つため、私たちもいまだに新しい発見があります。だから済州は、今現在でも興味深い場所です。
Studio 2LOOKが語る生きた物語
土地と人に焦点を当てているからこそ、空間に隠された物語は無限に広がる。Studio 2LOOKが紡ぐ物語に五感を傾けてみよう。空間を見つめる私たちの視野も、少しずつ広がっていくように感じられるはずだ。
[デザイナーのキム氏] 「gotgot」が建てられた虎根洞の土地は、もともと果樹園でした。最初に現場を訪れたとき、建築のために開墾された平坦な土地とは異なり、長い時間をかけて手入れされた果樹園と庭は、一目で読み取れる土地ではなく、キラキラした要素が隠れているように感じました。しっかりとした大地に根付くみかんの木と小道に差し込む日差しを見て、設計に入る前にまずこの土地を尊重すべきだと思いました。新しく建てられる建物やここに住むホストやゲストたちが、もともとあった空間の一部のように自然にそこに存在し、あちこちで静かに輝くことを願いました。それがこの土地が望んでいた姿だと感じ、土地の視点から書き始めた物語が空間のコンセプトになりました。自然に輝く「コッコッ」を誰かが見つけて、共に喜んでくれることに意味を込めました。 [室長キム氏] ここにはみかんの木だけでなく、さまざまな花や木々がたくさんあります。済州に嫁いできて果樹園を手入れしていた隣のお姉さんの手がかりが残っています。寂しいときや孤独なとき、好きな花や木を一本ずつ植えて手入れしてきたんです。農作業のために何度も歩いた道が自然に小道となり、その大切な物語をそのまま設計に反映しました。花や木々は庭になり、小道は入口へと続く道になりました。工事の過程でも石垣や木々を傷つけないように努力したことが思い出されます。
Q. 「gotgot」の外観には、赤レンガやガラスブロックなど、自然と調和する素材が使用されています。Studio 2LOOKが建築において「素材」をどのように捉え、使用しているのか、その視点が気になります。 [デザイナーのキム氏] 「gotgot」の仕上げは、「土地を構成する土を練って焼かれたレンガを屋根まで積み上げれば、もともとの土地を構成していた木や石垣、小道と建物がうまく調和し、それぞれが際立つのではないか」という考えから選びました。ガラスブロックは、土地から芽生えて輝くものを表現しました。レンガとガラスブロックは同じ規格で使用し、目立たず自然な流れでつながっています。この考え方はスケールにも影響しており、家の大きさが土地や木々を圧倒しない適度なサイズであるよう、床面積を分割して複数の家で構成しました。それぞれの家が木のように自分の領域を保ちながら、土地に根を下ろす形になりました。 私たちが素材を使用し、捉える視点もそれほど変わりません。トレンディな要素を反映することも大切ですが、その土地ならではのもの、そしてそこに住む人々の物語をうまく表現できる素材や建築を見つけることが重要だと考えています。
Q. 済州市調川邑に位置する「NUONMI」は、敷地の形状が独特です。敷地の第一印象と、「NUONMI」だけの建築的特徴について教えてください。 [室長キム氏] 「NUONMI」の土地に初めて出会ったとき、人工的に盛り土された高い土地でした。そのため、ここにさらに高い建物を積み上げること自体が負担であり、どうすればその土地に最も低い姿勢で設計できるかを考えました。 「NUONMI」が位置する和山里は、「寝ている山」という意味を持っています。最も安定した低い姿勢の寝ている山の姿を、安定感のある三角形の屋根の形で表現し、周囲の風景の流れとつながりました。この建築は、その土地に空間を積み上げていく過程が、私たち自身の答えを見つける時間だったと思います。この場所に滞在する人が安定したバランスを見つけ、自分だけの物語を積み重ねる時間になればと願っています。
Q. 「NUONMIミ」の室内空間には、高低差が多く見られます。自然な視線の変化により、窓からの景色も多様に広がっています。 「NUONMI」という空間を理解し、完成させるために、ゲストにおすすめの体験要素はありますか? [室長キム氏] 「NUONMI」のホストは、子供のころからステイという空間を作り、人々と旅行の瞬間を共有したいと思っていました。ホストと土地について話をするときには、梯子を使って一歩上がり海を見たり、位置によって変わる風景を紹介してくれました。ステイを夢見て描いてきたホストの愛情が「自分だけの視線」というキーワードで表現されていると思います。室内に作られたスロープや異なる高低差は、外部の流れともつながっています。ラウンジの階段を上がって遠くの海を見る視線、室内のバスタブや書斎からの視線、そして景観に続く土地の流れまで、すべての視線が経験となり、自分だけのシーンとなるのです。
Q. 済州市漢京面青水里に位置する「Daily rental house」は、1階がカフェ、2階がステイとして運営されています。異なる用途の空間を一つの建築で設計する際に考慮した点はありますか? [デザイナーのユン氏]] 済州では市街地を離れると人手を確保するのが難しいです。この特徴のため、カフェやステイなどの商業スペースを計画する際には、効率的に人手を運用する方法について考えました。ステイのスペースとは別にホストの住居スペースも設計し、カフェの運営に必要な教育やメニュー開発などもサポートしました。 母子であるホストの姿に似たブランディングを行い、彼らが最も得意とする部分を見せるカフェを作りたいと思いました。生活にうまく適応できるようにサポートし、方向性を見つけるのが設計者の役目だと思います。また、カフェ、ステイ、住居スペースが一緒にあるため、利用者の動線や視線が交錯しないように距離感と接続性に重点を置いて設計しました。
Q. 「アパート」という明確な建築様式の名前を冠したステイが珍しいです。「青水里アパート」にはどのような建築的、空間的特徴がありますか? [デザイナーのユン氏] 「Daily rental house」は、限られた面積に多くのプログラムを詰め込む必要がありました。複数の空間を水平に建てることも可能でしたが、運営管理の面を考慮すると、垂直方向の拡張で集合住宅というアパートの形を思い浮かべました。この形状の中で異なる景色を楽しめるように考え、二つのメイン建物とその間にコア空間を設計しました。建物の外観は透明なガラス窓をレイヤー状に積み重ねており、これによって生じる自然な屈折が外部の視線を遮るだけでなく、済州の自然景観を面白く映し出しています。 また、済州の石の家を考えていたホストのアイデアは、ステイとカフェの室内空間に玄武岩で石垣を積む形で実現しました。特に「Daily rental house」の浄化槽作業の際に、地面から発見された石を加工して活用しました。設計段階で計画していたものと石の質感が非常に似ていたため、長い間積み重ねられた土地の物語が連続して引き継がれたように感じます。
続けて繋ぐお話
Studio 2LOOKのプロジェクトには、共通点が見当たりません。その理由は当然です。それぞれのプロジェクトが持つ土地や人が語る物語が異なるからです。依頼者に最も集中する彼らが描く未来には、どのような新しい姿があるのでしょうか。さまざまな環境と個性を反映させる彼らの仕事が、これからどのような新しい物語を紡いでいくのか、その創造力と想像力が織りなす未来が楽しみです。
Q. 2010年に開業して以来、15年が経ちましたが、その間に建築や空間のトレンドは大きく変化しました。この流れに対してStudio 2LOOKはどのように対応していますか? [室長のキム氏] どのプロジェクトにおいても、人を理解することは重要ですが、時代の流れを読むことも重要です。その人が生きる時代を共に読み取っていく過程です。自然に変化を理解し、私たちが得意な部分と改善すべき部分を毎年考えています。しかし、私たちらしさを失わないように、定期的に記録を取り、自分たちの姿を振り返っています。
Q. Studio 2LOOKの空間を体験する人々に、どのような空間として記憶されることを望んでいますか? [デザイナーのキム氏] 「そこに行って本当に良かった」という一言が一番嬉しいです。それに加えて、設計者の意図通りに空間を感じ取っていただけると、さらに感謝しています。 [室長のキム氏] 私たちの設計は、依頼者の物語であり、未来の生活に対する考えでもあります。ステイの場合、依頼者の物語を多くの人に体験してもらえればと思います。それを通じて、その空間に住む人々がより輝く姿を夢見ているのです。 [デザイナーのユン氏] 設計の始まりから人を理解し、その人の生活の視点を共に見つめながら空間を作り上げてきた人々がいたことを知っていただければと思います。
Q. 最後に、これからStudio 2LOOKが進んでいこうとする方向性について一言お願いします。 [室長のキム氏] 私たちのスローガンは「イ・ルクはあなたの考えを応援します」です。しかし、この応援の方法は多様であると思います。設計であったり、ブランディングであったり、施工であったりするかもしれません。実際には、これらすべてを行いながら私たち自身も多くの人々から応援を受けていると感じています。依頼者もそうですし、ステイを訪れるお客様も私たちを応援してくださっていると考えています。私たちは、これからも誰かの生活の物語を応援しながら進んでいきたいと思っています。そして最後に、その過程で私たちも応援を受けられることに感謝しています。
Epilogue
Studio 2LOOKの空間に入ると、建築、仕上げ、細部にわたる小物まで、さまざまな要素で彼らの意図を感じ取ることができます。意図を考えながら体験しているうちに、気が付けば充実した一日が過ぎていることでしょう。彼らが作り出す空間はこうです。自然を大切にし、積み重ねてきた物語をたっぷりと詰め込み、私たちに届けてくれます。共に過ごす人々を配慮し、冒険を促す応援をしてくれます。そして私たちは、その空間に自分たちの思い出や体験を重ねていくのです。 繊細な心は空間の体験にも温かく続いています。留まることなく澄み渡り、常に違った視点で見ようとする彼らの未来を、誰よりも力強く応援しています。
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案内事項
プロモーション期間中、ステイフォリオのウェブサイトから発生した新規予約に限り、特典が提供されます。 プロモーション特典は、ステイ自体の連泊割引と重複して適用されません。