STAY1METER

のどかな一隻の船のように

済州島の西側の龍水里、遮帰島を眺められる集落にSTAY1METERがあります。ここでは広々とした風景と同じく、余裕ある一日を期待することができます。遠くから見てみると、周辺のススキと麦畑の中を抜けていく一隻の船のように映し出されており、絵のように美しく見える夕日、その光が家の至るところを満たしてくれます。名前にある「1メートル」には、地上から1メートルの高さに建てられたという意味も含まれていますが、日常から少し離れた一日を過ごしたい。そんな想いを抱く日常と心の距離も示しています。地上から、そして日常から1m。これがSTAY1METERという空間の始まり、原点です。

入口から中へ入ると、一本の榎が出迎えてくれます。楕円形の建物の両端に2つの寝室があり、それぞれが屋外に用意された浴槽のあるデッキへと繋がっています。中央の空間にリビングとキッチンを設え、海の方向を全てガラス張りにすることによって開放的な自然風景と季節の変化を楽しむことができます。 また、STAY1METERは<2021済州特別自治道建築文化大賞特選>、<2021ArchDaily Building of the yearノミネート>、<2020MBC 宿を探せin済州>、<2019ナショナルジオグラフィックMag 現代自動車ジェネシス>のような様々なカテゴリーの賞を受賞し、その価値が認められました。