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Hanok Essay Seochon現代的な舍廊(サラン)の空間
大韓民国 ソウル特別市 鐘路区 弼雲大路3ギル 12
¥39,762 ~ ¥44,993
2 to 2 定員 / 1 客室
チェックイン 16:00 / チェックアウト 11:00
日常から少し離れた、現代的なおもてなしと舍廊の空間
現代では、技術やメディアの発達によって遠く離れた人との疎通が可能になった。しかし依然として最も重要な疎通は、直接誰かをもてなすことだろう。韓国は昔から、真心を込めた舍廊房(客間)を通じて歓待の伝統を受け継いできた。韓屋エッセイ西村は、都市型の生活に合わせた20坪ほどの韓屋を「自分のための舍廊房」と再解釈した空間だ。その空間は、賑やかな中心街を通り過ぎ、落ち着いた西村の雰囲気を味わいながら歩いた先にある。
路地周辺の韓屋の塀に合わせてデザインされ、外部の塀に沿った木造の門に入るとサルスベリ一本が植えられた風情ある韓国伝統の庭が見える。庭を通りガラス張りの窓を開けるとストーブとコーヒー、音楽が楽しめるラウンジ、続いて大きなベッドと浴槽がある。浴槽に沿って構えた大きな南向きの窓を開放した瞬間、再びサルスベリが見える庭と繋がる。このような表現をするため、形式に捉われないエッセイのように自由な発想と果敢な挑戦をした。韓屋エッセイ西村は、日常から一歩離れられるよう台所、テレビ、机の代わりにキングサイズのベッド、浴槽、そして小さな庭とラウンジを連結させた。
ラウンジチェアに身を預け、穏やかな音楽とともに読みたい本を取り出して過ごしてみるといい。音楽が必要なければ、路地から聞こえてくる足音や風の音など、普段は意識をしなかった数多くの自然の音に耳を傾けることができるのも魅力だ。キングサイズのベッドでは隣の窓から斜めに入る日差しを感じることができる。また、足湯のための水を溜めながら大きな窓を開けると庭と浴槽とラウンジが一つになって新鮮な外気があっという間に家の中を埋め尽くす。十分に新鮮な空気を入れてドアを閉めれば、やがて自身をもてなす静けさだけが残り、内面への没入が始まるだろう。都心の光と騒音、緊張と競争の中で複雑に絡んだ思考の紐をしばし置いて、静かに自分自身に集中する。そんなおもてなしによって癒された心が溢れる空間になることを願っている。
Edited by STAYFOLIO
Designed by Z_Lab
Photo by Texture on Texture